(ナルBL)
□ずっと…
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こんな時オレは生まれてきて良かったのかを疑問に思う…
要らなかったんじゃないか…
オレが生まれなければ幸せだったんじゃないか…
ねぇ、母さん。
「お前今日は帰れよ。母の日だろ?母親になんかしてやれ。」
いつも通り巻物を読んでいるシカマル、ごろごろしていたナルト。
そんな時にナルトが切り出した。
「お前、そんな事気にしてたから今日変だったのか?
ハァー超バカ。」
「…変?
オレは普通だけど。」
「変だったょ。何言っても答えてはくれるが上の空だし、なんかずっと考えてただろ。
どうした?」
「考え…ていたのかな。」
少し沈黙が流れた。
「今日は母の日だろ?いつもはこんな事考えても忙しくてすぐ消えんだけど…な。
オレが生まれてこない方が母さんも父さんも幸せだっただろうなってさ。」
「そっ!」
シカマルが否定しようとしたのをナルトの手が遮った。