小説部屋

□HAPPY Birthday
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キラキラに飾り付けられた部屋
丸くて白くて甘い匂いのアレは何?
その上でゆらゆら揺れる
小さなキャンドル
リボンのついた
たくさんの箱・箱・箱…
真ん中にいる女の子はとても幸せそうに微笑んでいる


「HAPPY BIRTHDAY!!」



「どうした?チョッパー。」
「ねぇ、ドクター?あの人間たちは何をしているの?」
「ん?」

そう尋ねられたヒルルクは、ヒョイと今までチョッパーが背伸びして見ていた窓の中を覗きこむ。

「どうやら今日はあの女の子の誕生日らしいな。」
「タンジョウビ?」
「産まれた日のことだ。人間はひとつ年を取る度にああやって祝うのさ。」
「ドクターも?」
「エッエッエッ…あんな風にパーティーやるのは子供の時だけさ。…おっとヤバイ。逃げるぞチョッパー!」
「待ってよ、ドクター!」



産まれた日にお祝い♪

産まれて来てくれて

ありがとう♪

またひとつ大きくなった

あなたにおめでとう♪




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