小説部屋

□見えない力
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アラバスタ最後の夜―
サンドラ河上流で麦わら海賊団は一夜を過ごすことになった。

正確には麦わら海賊団だけでなく…

「それじゃ、明日の朝に川を下るわけねぃ?了解よ〜ん♪」

MR2ボン・クレーとスワンダ号も一緒にだった…。

ルフィたちとのラインダンスも一息ついたらしく、今は荷物の積み込みを終えた麦わらメンバーと、明日の相談をしながらキッチンでお茶を飲んでいる。

「了解したなら自分の船に戻りやがれ。」
「なんでそんな冷たいコト言うのよぅ。あちしたち友達でしょ〜ん?」
「俺はダチになった覚えはねぇ!!」
「はふぅ、ツレナイわねぇ…。」
「いいじゃねぇかよ、ゾロ。コイツは悪ィヤツじゃねえぞ?」
「いいヤツがBWに入るかよ!?」

ゾロの言葉にボン・クレーは抗議した。

「…あれは仕方なかったのよぅ!!」
「仕方ないって…どういう事だ?」

ウソップが尋ねた。

「今となっては言い訳にしかならないでしょうけど…まぁ、アンタたちには迷惑かけたし、教えたげるわ。」

そしてボン・クレーは語り始めた―




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