小説部屋

□麦わら雑記1
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今日も進むよメリー号。
そろそろ次の島の海域に入ったのか、穏やかな天気が続いている。

どうやら次は秋島らしい。

ここまで来れば一安心とばかりに、ナミは海図の作成にとりかかった。
サンジはおやつ作り。

ルフィは食欲の秋。
ゾロはスポーツの秋。
ウソップは芸術の秋。

つまりいつも通りに過ごしている。

そしてもう一組いつも通りなのは、読書の秋グループ。

チョッパーとロビンが何やら語り合っている。

―ちょっと近付いて聞いてみましょう♪


「じゃあ、ロビンは今までにずいぶんたくさんの本を読んだんだなァ!!」
「ふふっ…そうね。そうなるわね。」
「オレ、医学書ばかりだったから、他の本はあんまり知らないンダ。」
「考古学は、様々な角度から過去に迫るものなの。だから、一見関係ないように見える本でも当時を知る手がかりになることがあるのよ。」
「ヘェ〜。」

チョッパーは尊敬の眼差しでロビンを見つめている。

「例えば…そうね。ちょっと待ってて貰えるかしら?」
「なんダ?」
「船医さんに面白い本を見せてあげるわ。」
「本当かァ〜!?オレもちろん待つゾ!!」

ロビンは優しく微笑むと、女部屋に本を取りに行った。
知らない本が読めるとあって、チョッパーはウキウキだ。
今にも踊りだしそうな笑顔で待っている。



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