小説部屋
□message
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「ナミさ〜ん、ロビンちゃ〜ん、ディナーですよぉ。その他大勢メシだ!!」
キッチンの扉が開き、サンジが声を上げた。
先程までイビキをかいていたゾロがのっそりと起き上がりキッチンへ向かう。
ルフィとチョッパーは光の速さでキッチンに消えた。
「さ、ロビン行きましょ。」
新聞を閉じたナミが、同じくデッキで本を読んでいたロビンに声を掛ける。
「えぇ。…そう言えば長鼻くんは?」
「サンジ君の声が聞こえなかったのかしら?確か男部屋にいるはずよ。昼過ぎに私のとこに本を借りに来たから、まだ読んでるのかも。」
「本を?」
意外そうな顔をしてロビンが尋ねる。
「そ。珍しいでしょ。」
確かにウソップが本を読んでいる姿など、あまり見たことがない。
「私、呼んで来るわ。」
何の本を読んでいるのかしら?
少し興味が沸いたロビンはそう言うと男部屋に向かった。
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