小説部屋
□受け継がれるもの
2ページ/7ページ
「ンまいですねぇ〜!」
「相変わらずナミはこれだけはうまいよな。…イテッ!」
「あんたはいつも一言余計なのよっ。」
みんながガッついているのはお肉のソテー。
皿にはオレンジ色のソースがひかれている。
「!…おいしいわ。コレは…ミカンのソース?」
「さっすが!グルメなロビンちゅわんも素敵だ〜〜〜♪」
「当たり。船のミカンが収穫期だったからね。この時だけはサンジ君にキッチン借りるの。」
「この味はナミさんにしか出せませんからね。」
「私は初めて食べたわ。…料理上手だったのね、航海士さん。」
「ううん、これだけしか出来ないの。」
照れたようにナミが微笑む。
「後は有料でないと作らないしなコイツは。」
それまで黙々と食べていた剣士が呟いた。
「ウッサイ!」
笑うみんな
いつもの夕食風景−
→next