小説部屋

□受け継がれるもの
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「あきらめないって口で言うのは簡単だけど、それを極限で実行出来る人はそうはいないわ。あなたは最後の最後まであきらめなかった。だからこそ、力だけなら遥かに上であったはずの彼女に勝つことが出来た。」

そして、ロビンはナミを見つめてこう続けた。

「その心の強さは他ならぬあなたの母親、ベルメールと言う人が持っていたものでなくて?」

「ロビン…」

「あなたは立派に受け継いでいるわ。きっとあなたの母親も、それを一番受け継いで欲しかったはずよ。」

「…ありがとう。」


「いいえ。私は思ったことを言っただけ。お礼なら、他に言う人がいるはずよ。」

「うん、そうだね。」




ベルメールさん…



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