小説部屋
□夢のカタチ
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「何だそうか。そらしょうがねェな。いいぞ。」
その一言で許された乗船。
何の取引もなく受け入れられたことが今まであっただろうか?
「…おれの仲間は…誰一人…!!」
「死んでもやらん!!!!」
誰一人?…私も???
青キジの強さは他の誰よりもわかっていた。
たった三人しかいない海軍大将―
なぜ今私は生きているの?
泥のように眠る皆をゆっくりと見渡す。
みんな傷付いて疲れ果てて眠っている。
その姿は壮絶な闘いがあったことを物語っていた。
みんな…私のために…?
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