小説部屋

□HAPPY Birthday
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「そのサンタがトナカイに言うのさ。♪暗い夜道は〜ピカピカの〜お前の鼻が〜役にたつのさ〜ってな。そいつを聞いたトナカイは今宵こそはと喜びました。ってな歌だ。」

「へぇ〜…。…今宵?」

「言っただろう?サンタがプレゼントを配るのは年に一度。その日は鼻の色の違うトナカイが大いばり出来るってなわけさ。」

ヒルルクは町からそう遠くない小高い丘の上で歩みを止めた。


「そいつが今日、12月24日だ。」




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