小説部屋

□考古学者の憂鬱
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「なんであたしがこんなコントみたいな目にあわなきゃならないのよ!」

ルフィとゾロの本気の闘いすら一撃で沈めるパンチ

ヤバイ!

皆が身構える

が…
「アッ…痛っ」
ナミは振り上げた右手の痛みに声をあげた。
「痛いのかナミ!?がぁ〜〜〜〜!!医者ァ〜〜〜〜〜!!!」
「…お前だよ。」



「捻挫だな。多分転んだとき捻ったんだと思うゾ。とりあえず一週間くらいこのまま固定しておこう。」
「一週間?!」
「なんか問題でもあるのか?」
一週間は右ストレートが飛んでこない事に安心しながら、ウソップが尋ねた。
「右手固定してたら日誌が書けないじゃない!」
「日誌?」

麦わら海賊団の航海日誌
ナミが毎日欠かさず綴っている航海の記録だ。

「いいじゃねェかよ、そんなもん。」
「何言ってるのよ、ゾロ!?大問題よ!!」

皆を見回しながらナミが続ける。

「い〜い?航海日誌っていうのは、ものすごく重要なものなの。ただの日記とはワケが違う!私達の航海の記録が後世に残って、重要な意味を持つの。」

皆怖くて聞いてはいるが、まるでピンと来ないといった表情をしている。
一人は熱心に聞いてはいるが、目がハートだから内容が頭に入っているかどうか疑わしい。

「さらに!この船の日誌は未来の海賊王や大剣豪になるまでの道のり、オールブルーに至るまでの記録を書き記すものになるのよ!?」

このセリフにはさすがのルフィ、ゾロも反応せざるを得なかった。
サンジの目も普通に戻る。

「こんな大事な日誌を空ける訳にはいかないわ!」

「ナミ…。」

チョッパーは感動した。
仲間の夢を信じるナミの気持ちに…



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