小説部屋

□月光
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二人で誓った道―

命を賭けて目指すその道は
血よりもドス黒い闇の道

あんなに重かったはずの真剣は
いつしかオレの手となり

幾人の血を吸ったかなんて
…もう、わからない

そして

少しは夢に近付けたと

自惚れたオレに立ちはだかったのは



雲までそびえるような壁

己の弱さに涙した日




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