小説部屋

□見えない力
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「BWのオフィサーエージェントは男女で一組なのは知ってるわよねぃ?あちしにはパートナーはいないわ。それはなんでだと思う?」
「そりゃ、てめえがおかまだからだろ?」

サンジは、ゆっくり煙を吐きながら答えた。

「そうよ。あちしはおかま道を貫くおかまよ。あちしのかわいい部下たちもみんなそう。みんなでおかま道を追求し続けるのよ。」
「それとBWとどういう関係があるわけ?」

ナミが尋ねた。
ボン・クレーはナミをチラリと見ると、真面目な顔をしてこう続けた。

「あちしたちですらBWのボスを知ったのは、ついこの間。あんたたちより遅いくらい。あちしたちが入ったのは、最初に提示された条件のためよ。」
「最初にって…理想国家での然るべき地位ってヤツか?」

BWへの勧誘を受けた事のあるゾロが言った。

「そうよ。別に地位なんていらないから、その理想国家ってヤツの中の、小さい村でいいから頂戴ってあちしたちは言ったのよ。」
「…なんでそれがおかま道と関係あるんダ?」

チョッパーの問いにボン・クレーは立ち上がり、力強くこう訴えた。



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