小説部屋

□麦わら雑記1
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「はい、お待たせ。どうぞ船医さん。」
「何の本ダ?」
「昔の子供たちのために作られたお話よ。当時の生活が描かれているし、教訓も含まれているから、何冊か持っているの。」
「読んでイイか!?」
「もちろんどうぞ。」


ロビンから本を受けとると、あっという間にチョッパーは、本の世界に没頭してしまった。
ロビンはそんなチョッパーを笑顔で見つめている。


―なんかその笑顔…気になるなぁ…。




場所は変わってウソップ工場。

工場長ウソップは、アーティスティックなものを開発するんだと頑張っている。
食欲の秋を満喫し損ねた…つまりサンジにつまみ食いを阻止されたルフィが、それを眺めている。

「なぁ〜、ウソップ〜。」
「ちょっと待てルフィ。ここの配合が肝心なんだ。…これが、うまく行けば…“キラキラ星”の完成だ。」
「ていうかキッチンから出ていけ、お前ら。」

サンジの声を無視して、慎重な手付きで最後の配合に入るウソップ。

息詰まる瞬間だ。

と、その時



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