小説部屋

□麦わら雑記1
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「ウソップ〜〜〜〜!!!!」
「うわぁっ!!!!」

突如飛び込んで来たチョッパーに、ウソップは驚いて手元が狂ってしまった。


ボンッ!!!!


鈍い爆発音とともに、黒煙が立ち昇る。

「えほっ…ゴホ…!!何すんだ、チョッパー!!!!」

「…ウソップ!!」

なぜかチョッパーは半泣きでウソップを見つめている。

「…どした?チョッパー。」

ただならぬ様子にサンジが尋ねたが、チョッパーには聞こえていないようだ。

「オレ…オレ知らなかったヨ。ウソップがそんな大変な苦労をしてたなんて…。」
「…はぁ?!何の事だ??」
「やっぱりウソップはすげェなぁ…。」

チョッパーはポロポロと感動の涙をこぼしている。
ウソップは何のことだかわからず、戸惑い顔だ。
ルフィも何がなんだかわからない。

「ん?」

と、その時サンジは足元に転がる一冊の本に気が付いた。
どうやらチョッパーが持っていたものが、さっきの爆発で飛ばされたらしい。

「おい、ウソップこれ。」

チョッパーの涙の理由がわかったのか、笑いを堪えながらウソップにその本を手渡した。
ウソップはそんなサンジを不審に思いながらも、渡された本に目を落とす。




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