小説部屋

□ターニング・ポイント
3ページ/7ページ

勇敢なる海の戦士になりたいと思ったのはいつだっただろう。

親父のようになりたいと、そう思った。

海賊は甘い世界じゃない。
そんなの分かってる。

だけど…

海軍大将青キジ
グランドラインの大海賊達を相手にする海軍のトップ…
ハンパじゃない強さ。


あんなに強い
ルフィが
ゾロが
サンジが
目の前で凍った。

ロビンが全身凍った。


俺は…
俺は走るだけだった…

必死で助けようとしているチョッパーに、何も出来ねぇくせに怒鳴りつけちまった。

自分は闘いもしねぇくせに、手負いのゾロとサンジに怒鳴りつけちまった。


本当は俺だって、麦わらの海賊団の一員として何かしたいのに…


俺は…何も出来なかった…




→next
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ