小説部屋

□ターニング・ポイント
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「俺が一味を抜けてる間に…そんな事が起きてたのか…!!」

「ロビンちゃんは自分の身を犠牲にしてあいつらの言いなりになってたんだ。」

「おれ達の為に。」


………………………。



「おれは……いいよ。」


俺なんかが行ったところで、また足手まといだ。


「俺は一味をやめたんだ!!」


そうだよ。
やめたんだもんな…。


フランキーが何か叫んだのが聞こえたが、構わずに海列車に戻った。

「何だ、こりゃ?」

サンジが倒したのであろう。

ぐちゃぐちゃになった車内。

のびている役人達。


やっぱりあいつは強いな…
沈んだ顔で歩みを進める。

世界政府そのものだなんて
敵がデカ過ぎる…

ロビンは俺たちの為に…

いろんな思いが交差する。


カツン!!



考えながら歩いていたせいか、何かを蹴飛ばした。
そっと手を伸ばし拾い上げる。

「これは…仮面?」

そう言えば…

『さっきの車両の役人達と来たら、仮面やら仮装服やらくだらねェもんばっか持ってやがって…』

サンジが言ってたな。


ウソップは、仮面を手に取り考え込んだ。





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