小説部屋

□ショッピング
3ページ/5ページ

「早く〜。早く着て見せて!」

笑顔のナミに背中を押され、試着室へと入って行く。

一人きりの試着室。
ギュッと握った服をもう一度見る。


この手にあるものは夢じゃない。


お尋ね者であることに変わりはない。

でも、一人じゃない。


友達とするショッピング。
春色の服。


かけがえのない仲間。




今この手にあるものは夢じゃない。


私はやっと…見つけたんだ。



→next
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ