小説部屋

□麦わら雑記4
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「誰だ!笑ってるのは!?って…ロビンちゅわ〜ん♪」

イライラの余りキツい言葉と共に振り返ったサンジの目が、一瞬でハートに変わった。

「ふふっ。笑ったりしてごめんなさいね。」
「聞いてたのか?」
「えぇ、最初から。ずっと。」
「それで何がおかしかったんだ?」

ウソップが畳み掛けるように質問する。
そんなウソップにニッコリと微笑むと、ロビンはこう告白した。

「私も少し前に同じ事を考えていたの。」
「「ロビン(ちゃん)も!?」」
「えぇ。」

自分だけかと思っていた疑問を、同じように持っていた人間が更に増えたことに二人は驚いた。
しかし、ロビンは自分達と違って余裕たっぷりに見える。

と、いうことは…まさか…?

「ロビンちゃん、君はもしかして…。」
「わかったのか!?」
「多分。貴方達二人がそう思っていたのなら間違いないと思うわ。きっとこの既視感を抱くのは私達三人と、あとは一人だけだもの。」
「どういう意味だ?」

ウソップが更に問いを重ねる。

「あの時、ルフィったら直後にナミちゃんがお小遣いの話をしたものだから、興味をそちらに奪われて投げ捨ててしまったのよね。何気なく拾ってポケットに入れていたのが運良く残っていたわ。」
「何のことだい、いったい…?」
「これ。見覚えがあるでしょう?」

ロビンがそう言いながらポケットから出したのは一枚の紙だった。




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