小説部屋

□麦わら雑記4
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そこに描かれていたのは、お世辞にも上手いとは言えない絵。

「ふなだいく」と書かれた横にいるのは、人間か?と疑いたくなるような一人の男だった。

高く高く伸びたヘアスタイル。
何故か先が膨らんでいる両腕。
変な鼻。

そして5メートルと言う文字。

フランキーの身長は5メートルではないが、並外れて高い。

「「これかーっ!!」」

それはW7に着く前に、船大工を仲間に入れると決めたルフィが「こういう奴を探すんだ!!」と言いながら、ロビン・サンジ・ウソップに見せた絵だった。

思い出せないのも無理はない。
ルフィの絵は破壊的だし、フランキーとは似ても似つかない。

しかし、何故か特徴的な部分が同じなのだ。

「きっとこのインパクトのある絵を見て、その特徴だけが潜在意識に残っていたんじゃないかしら?特徴だけなら合致している点がたくさんあるもの。」
「なるほどなぁ。だからおれたちだけなのか。」
「しっかし、改めて見るとひでぇ絵だな。」

ウソップとサンジは、このしばらく頭を悩ませていた問題が解決した為、スッキリとした表情を浮かべている。


しかし、ロビンだけは違っていた。





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