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…切ない物語だ…
命有るものは
いつかその灯火を消してしまう…
遅かれ早かれ
天寿は全うされるのだ
――それは、分かっている
だが
失うには余りにも早く
得るには余りにも難いではないか
姿は見当たらず、言葉は届かない
灯りは消え去り、声は聴こえない
硬直した身体は、抱擁を受け付けない
名を呼んでも、返事など…返って来ない…
それでも…
叶わない願いだと知りながらも
願わずにはいられないのだ…
『もう一度会いたい…―――』
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笑忘の皇
6414
最終更新→7/11
〜更新停滞中〜
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最終更新日 2010/02/04