蒼き月の下に
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・・・・と思っていたのだが
「やっぱあれが本性だったんすね」
『!?
あ、リョーマくん・・・』
めんどくさそうな顔をして部室に入ってきたリョーマくん
朝練が始まってる時間では?と思いつつもリョーマくんの方を向く
『もしかして、聞いてた?』
「部室に入ろうとしたら聞こえてきたッス」
『そっか』
「昨日から怪しいとは思ってたんスよ」
まったく、と小さくため息をついて言った
意外にも一番先に真実に気づいたのは後輩だった
『へえ・・・』
「んでさっきの会話聞いて確信しました」
『・・・・・・・・』
「俺は・・・先輩の味方ッス」
『・・・・!』
なんでだろう
ただ一人に言ってもらえただけなのに
すごく、安心した
.