蒼き月の下に

□05
6ページ/7ページ



「あ・・・不二先輩、部長」


「クスッ、もう手塚は部長じゃないよ、越前」






入ってきたのは、リョーマくんだった





「越前、お前、練習はどうした」

「・・・・・・・・・」

「まあまあ手塚
 紗弥が心配で来たんだよね、越前」

「・・・・・・ッス」








帽子を下げて答えるリョーマくん



私を心配って・・・





『リョーマくん、大丈夫、だから』

「先輩、目が赤いッス」

『!』

「・・・・・」







指摘され、私はリョーマくんから目をそらしてしまった


沈黙が続く






.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ