蒼き月の下に

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「紗弥!」

『・・陽菜・・・・?』





バンッ!と突然屋上の扉が開き、入ってきたのは陽菜だった







「ごめん、遅かった・・・・!」

『ううん・・それより今授業中じゃないの?』

「受けてる場合じゃないよ!紗弥がこんな状態なのに」









どうやら陽菜は教室にいない私を心配して探しにきてくれたらしい





『ありがと、陽菜』

「いいよ、それより立てる?」

『うん、なんとか・・・・っ』

「足?」

『・・ひねってるかも・・・・・』




立った瞬間にはしった痛み

ひねったっていうか・・思いっきり踏んづけていったからな、あいつら




「歩ける?」

『だいじょーぶ、たぶん』








とりあえず保健室に行こう、と、陽菜は肩をかしてくれた






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