蒼き月の下に
□09
4ページ/5ページ
保健室には誰もいなかった(いいのか・・・!)
『ふー・・・』
とりあえず応急処置・・体にある傷も処置を終わらせて、今は二人で保健室にある長椅子に座っていた
「今日は部活休みな
んでもって病院に行くこと!」
『・・・・・・・・・』
「返事は?」
『でも私行かないとドリンクとか・・』
「ほっときゃいいのよ」
『・・・・・・・;』
一瞬陽菜が黒く見えたけど、気のせいということにしておこう
「あ、チャイム鳴った」
『うそ・・あ、ほんとだ聞こえる』
誰もいないからスピーカーがオフになっていたのか、保健室の遠くからチャイムの鳴る音が聞こえた
「戻るか、教室」
『うん』
なんか、陽菜がいてくれたら心強い
さっきの傷はまだ痛いけど
私はまだまだ頑張れる気がした
.