蒼き月の下に

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少しびっくりした

今まで陽菜がテニス部のところに来るなんてことなかったから






『どしたの・・・?
 めずらしいね』

「・・・・・・・・・・・・・」





無言な陽菜

それにいつもより顔が怖い






『はる・・・・』

「・・・ここにいるよ、彼女」

『え、なんのこ・・・』

「おー、いたいた」
「探させやがって、仕事もしてねえのかよ」
「自分の好きなことやってら」

『・・・・・・・・・え?』





陽菜の後ろから出てきたのは、男子

知らない人もいる、多分他のクラス・・か






『な・・なに、なんなの・・・?』

「篠崎、感謝するぜ」
「葛城のした仕打ち、そのまま返してやるよ」



ガッ!


『っ!?』






いきなり殴ってきた、男子たち


何が起こっているのか、私にはまったくわからないまま


男子たちはひたすら私を殴り続ける







『っ・・ぐっ・・!』

「おい、顔にはすんなよ
 ばれたらまずいからな」
「おー、っつーかこいつもバカだよな
 葛城の顔殴ったりすっからばれんだよ」

『っああああ!』




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