Dream

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「お前はこんなものもわからないのか・・」

『だ、だって蓮・・・』

「はあ・・・・」




今は蓮二の家でお勉強中

蓮二はもう立海大付属高校に内部進学が決定している

私も、どーしてもそこに、蓮二と同じ高校に行きたいから、こうやって蓮二に勉強を教えてもらってるわけなんだけど・・




「まったく、これは中1の問題だぞ?
 今までお前は何を勉強してきたんだ・・・」

『だって

「部活が忙しかった、とお前は言う
 だが俺も3年間部活をやり通したぞ」

『で、でも蓮二は内部進学なんでしょ!?』

「わかっていないな、内部進学でもちゃんと試験はあるんだ
 ちゃんと俺はそれに通った
 ちなみに言うとテニス部の奴らは全員通ったぞ」

『え、あの丸井くんも!?』

「・・・それは丸井に失礼じゃないか?」




嘘、みんな受かってるなんて・・・




ちなみに

私は立海大付属中学校ではない
神奈川の、また違う中学校でテニス部のマネージャーをしていた

立海の試合を見た時、蓮二のテニスプレイに何故か惹かれた

それから私から声をかけて・・・まあいろいろあってこうやってお付き合いしているわけだ




バコッ

『った!!』

「何をぼーっとしているんだ、
 さっさと解け」

『わ、わかってますよー!』




回想にふけっていた私は蓮二のせい「紗弥」・・・おかげで覚醒して、再び問題に取り掛かった




『(・・・最近蓮二が幸村くん化してきてる気がする・・・
  心を読むとことかっ!)』

「何か言ったか?」

『なにも!』




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