Dream

□*
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気づいたときには


もう遅すぎて






『―――っ、六車、隊長っ』



すでに

九番隊はもぬけの殻で


あんなに慕ってたあの人は

もういなくて




『隊長…っ』








――笑え!


怖い笑顔でそう言われた

それをあの人の優しさだと

気づくのには時間がかかった







『………隊長っ…隊長…っ…』





―――二人の時は“拳西”って呼べ

――――俺も“紗弥”って呼ぶ


想いを伝えたあの日

顔を真っ赤にして

あの人が言った言葉






『……っ…拳…西……っ!』






―――ずっと、傍にいる


そう言ってぎゅっと抱きしめてくれた

時が永遠に感じられるような

感覚に陥った






あの人が消えた次の日

総隊長から告げられた



「平子真子五番隊隊長以下7名は虚として厳正に処理される」







以下7名に、入ってないことを願った



けれど現実は甘くはなくて




『っ、いやああぁぁぁぁ!!!』



気づいたときには

もう遅すぎて




(温もりすらも

残らなかった)




end...

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私には切ないのを書く才能もないようですorz
 

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