短編小説

□家畜坂田の母乳性活
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ガクガクと揺さぶられる感覚に躰が酔うが、それは快楽から来るものなのか見ず知らずの男に犯される事への嫌悪感なのかは分からなかった。

「やぁあッ……んん!」

己の秘部に押し付けられるバイブとはまた違う男根はナカで大きく反り立ち何度も銀時の躰を突き上げてくる。
ニヤニヤと楽しそうに反応を見る高杉と呼ばれたこの男。
犯される直前に微かな抵抗を見せれば思いっきり性器を掴まれた。
もう精液も空になった自身だが後ろを弄られれば勃起したソコは出ない筈の精を出そうと膨れ上がる。
しかし根元を掴まれてせき止められた自身はイク事もできず先端は赤く充血し、痛みが中心から広がりを見せた。
思わず謝罪し許しを乞えばようやく解放される自身の穴からはやはり液は出なかった。
それから高杉に激しく犯され始めた。
土方はと言うと銀時の頭の上で佇み事の成り行きを見守っている。
おそらく高杉の反応を見ているのだろう。

「おら、どうした?締りが悪くなったぞ。もっと気張れや」
「あっ、あん!」

無意識に腰を浮かせていた為、覗く臀部に平手を打たれると銀時は痛みで思わずナカをギュッ、と締め上げた。
自身を急に締められ高杉は僅かに顔を歪めたが、すぐに面白そうに声を上げる。

「なんだァ?テメエは痛いことされた方が喜ぶのか?」
「っ……んん!!」

否定しようと首を左右に振ろうとしたが前立腺を攻め立てられその行為は不発に終わる。
肯定した訳ではないのに高杉は勝手に銀時の反応を自分の良いように解釈し、「そうかよ」と言い放ちながら銀時の太ももに這わしていた手に力を込めた。

「ならお望み通りしてやらァ!」

ズンっ、と最奥を突かれ銀時の躰が一際大きく揺れた。

「はう!!ソコ……ッ、ぃやあああッ」
「イイ、の間違いだろ?」

搾乳器は今もなお胸の飾りと自身に当てられ、吸い上げられるソコはバイブで刺激された時より何倍も出が良い。
溢れるほど容器に溜まる乳に、黙って見ていた土方が突然乳首に付けられた吸引器具を外した。
当てがわれていた物が外され行き場を失った乳が乱雑に胸板の上に勢いよく飛び散る。
それに土方は人の良い笑みを高杉に向けた。

「高杉様。やはり母乳は搾りたてが一番ですよ。どうです?今ここで吸われてみては」
「ほぉ、それは是非ともそうさせてもらおうか」

高杉は己の一物を銀時に埋めたまま赤く腫れ上がった突起に吸い付いた。

「ひゃああ!」

性感帯を伴う乳首はただ吸引して痛いだけの器具より人間の粘液を絡ませた舌を使い、吸い上げられた乳が快感となって躰中を駆け巡る。
痺れるような甘美な刺激に銀時は最初こそ声を上げたものの次第に快感に酔いしれ、悲鳴は嬌声へと転じた。

「んん……ふあ……あッ」

吸われ、舐め上げられ、時に歯を立てられる。
全ての刺激が脳に伝令しそこから躰中に快感だと電気信号が伝わる。
ぴちゃぴちゃ、と濡れた音を上げ口内を満たし喉を潤す乳に高杉は満足した様子で笑みを作った。

「確かにうめぇな。新鮮さがよく伝わる」
「ありがとうございます」

ニコリと微笑む土方に高杉は「だが」と意地悪そうな顔を浮かべた。

「……流石に乳の出が悪くなってきているようだな」
「そうですね……ではそろそろ餌を与えましょう」

土方は一笑を湛え答えると枷を付けられた銀時の首の鎖を引っ張り、顔を引き寄せる。
視線が合わさり土方の顔を見つめる銀時にいつもの主の面を作り言った。

「お客様からの要望だ。今から餌をやるからたくさん食ってたっぷり出せよ」
「……ッ!ぃ、いやぁ……んぐ!」

銀時が口を開けた瞬間に土方はズボンから出した性器を口内に突っ込んだ。
喉奥にガンガン当たる質量の大きいソレに銀時は喉からこみ上げる気持ち悪さを必死に耐える。
目尻に涙を溜めて頬を紅潮させる銀時は今まで躾けられてきた教えに従い口を動かし始める。
時折ここに来る“お客様”の相手も辛いが、一番恐ろしいのは主である土方だった。
銀時が客の不興を買えば躾と言う名の虐待が彼から与えられるからだ。
だから絶対に土方だけは怒らせてはいけない。
苦悶の表情を浮かべながらも顎を上下させ愛撫する銀時の姿に発情したように、ナカに入っていた高杉の肉棒が膨れ上がるのが分かった。

「どうぞ、高杉様も続けられて」
「ああ」

短い返事の後に再開される律動に銀時は驚き視線を下に移動させる。
ガッガッ、と穿つ高杉のモノに銀時は堪らず土方のモノに歯を立ててしまった。
僅かな痛みに眉を寄せた土方は銀時の髪を掴み上げる。
ビクリ、と表情を凍らせた銀時に土方は乱暴な動作とは裏腹にひどく優しい声で囁いた。

「……銀時。後でお仕置きだな」
「ヒ……ッ」

双眸が絶望で染まった。
決定したお仕置きならぬ虐待にみるみる内に顔を青ざめる銀時。
絶望を言い放った土方は続きを促すように自身を更に喉の奥に押し込んだ。

「ぐッ、ぅう……はっ、ふぅ」

これ以上機嫌を損なわせてはいけない。
銀時が今まで培ってきた経験に従い舌を入念に使い、土方のモノを一生懸命奉仕し始めた。
ピチャピチャと水音が鳴り青臭さを感じても決して表には出さず、必死に主の機嫌をとる為に動くその姿は最早人としての存在を否定された家畜に成り果てた。
主人の機嫌をとり、客の相手もする淫乱な雄。
ガッガッと腰をぶつけられる動作に喘ぎたい気持ちを抱えるが、また歯を立てれば更に酷い仕打ちが待っているので声は上げられない。
両方の口から入れられる男たちのモノを咥え尚且つ機嫌を損なわす訳にもいかず、腰を自ら動かし高杉を煽り土方のモノも懸命にしゃぶった。

「くっ……出すぞッ、しかっり飲めよ」

二人の男が同時に限界へ達し、ドクンと二つの口に精を強く放った。

「ッッ!!」

それは銀時も同じで、熱い射精を感じ自らも快楽の絶頂に達した。
胸の突起からは今まで以上の白い乳が高く飛び散った。






「今日はありがとうございました」

一礼し高杉を扉付近で見送る土方。
高杉は満足した表情で札束を土方に渡した。
今回の見学料だろう。
いつもこれほどの代金を手にすればここの工場の経営も裕福になるわけだ。
再度深く頭を下げて部屋から出ていく高杉を見送った土方は金を胸ポケットにしまい、白濁まみれで地面に転がる銀時に振り返る。

「今回もご苦労だったな、銀時」
「……」

すでに疲労困憊の銀時には土方の声は耳には届いていない。
虚ろな瞳でただ錆びた鉄の天井を見やるだけ。
その姿に土方は可笑しそうに顔を歪め、笑った。

「よっぽど疲れたみたいだな。まあ今日は休め。また明日から働いてもらうからな」

労いの言葉にも反応を返さない銀時の姿は、返事を返さない屍のようにさえ思えた。
ピクリとも動かない銀時の四肢が揺れたのはその時だ。
いつの間にか間近に座る土方の冷えた手が銀時の剥き出しの胸の飾りに触れた。

「ッ……」

すると徐々に熱を取り戻し始める躰に銀時が身を捩れば、無情な言葉が降りかかる。

「そういえばまだお仕置きが済んでなかったな」
「やっ……!」

恐怖に顔を引き攣る銀時の頬を滑るように撫でた。

「今夜が楽しみだな、銀時」

永久に繋がれた鎖。
忘れる事のできない絶望が、襲う。



END
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