3年S組!沖田先生!

□3年S組!沖田先生!
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コンコンッ…―


「先生?来ましたよー。」


ついに約束の放課後

いつもの呼び出しなんだけどやっぱり毎回少しは緊張する


「先生?いないんですか?」


いつもならすぐに返事してくるのに


「入りますよー?」


ガラッ…


そう言って数学室に足を入れる...

いない方が悪いんだから、怒られない、よね?


「せんせ・・・」


窓辺にある机には先生の姿が...

肩を揺らして規則正しく息をしている・・・


「・・・寝てる?」


近づいても反応しないとこを見るとどうやら本当に寝てるらしい


「ふーん。呼び出しといて寝ちゃうのかよ」


そう言いながらも自分の頬が緩むのを感じる


サラッ・・・

「わ、すごいサラサラ。」

先生の髪は綺麗な栗色で

ちょうど窓辺から真っ赤な夕日が射し込んでいたから

すごく、綺麗

綺麗しか浮かばないくらい

・・・なんかドキドキしてきた



「睫毛も長いし肌も白いし。羨ましいな」


そう言って私は先生の顔を覗き込む


どうしよ...

もっと先生に触りたい


先生の顔に手を伸ばす…


「んっ・・・、」


びくっ!


「あれ・・・?もう放課後ですかィ?」

「あ、あっ、///」

「ん?」


「し、失礼しましたぁっ!!」


バァンッ!!



や、やばいっ!!

私めっちゃ顔赤いしっ!///

恥ずかしいよっ!!


てか私・・・

もっと先生に触りたいって・・・///







(始まりはいつだって突然)(私、好き、なの?)



頬は相変わらず真っ赤



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