その弐

□【愚者たちの会議】(3Pより)
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「ヴォ、ヴォゼル様!」


強まった殺気に
隣に座る補佐官が声をあげるが勿論シカトし



「‥‥‥」


「‥‥っ!?」



皆からは見えない机の下で足を踏みつけて黙らせる

寝起きは基本的に
機嫌がいつもより悪いから全く手加減していない


加えるなら見えないことを言いことに前回NG連発しまくってムカついていたので

好機とばかりに煙草踏み消すように踏みにじっていたりした



補佐官:「ヴォ、ヴォゼル様‥‥」


十叶:「あれ?あんな台詞ないぞ?」


ヴォゼル:(台本にない台詞言うなよ(イライラ)
けど、NGは御免だ)


自分がしたことは棚にあげて苛立つヴォゼル


ヴォゼル:「どうかしたのか?」



急遽アドリブに切り替えて、対処するヴォゼル


冷ややかな視線を補佐官に向けてみると



補佐官は悶絶しながらヴォゼルの華麗なる踏み技に陶酔しておりました



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