MAIN NOVEL

□存在感の存在
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ガタタッ










『‥‥っ!?』


背後からの物音に、肩をビクつかせる。






今度は外の林にある雑草が擦れる音ではく、何か硬質なものと硬質なものが衝突した音だった。









(今‥‥‥家の中から聞こえたよね?‥‥音。)






強盗?空き巣?


それともまさか‥‥‥
















怖くて後ろを振り返られず、硬直したままゴクリと生唾を飲む。

















しばらく動けずに困っていると、不意に、背後から気配を感じた気がした。









『!!』











だだだだ誰だろ!?

今確実に誰かもしくは何かの気配が‥‥










ドタッ





『ひぁっ』








予想以上の大きな音に、思わず声があがる。











そして、ついに壬晴は後ろを振り向く決心をした。




















『(いくよ、せー‥‥の!)』






バッと勢いよく振り返る。


すると後ろには‥‥‥‥












































『〜〜〜ーーーーっっ!!!』
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