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□ハジマリと変革
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4限目の体育あとで疲れていた俺には、ろくな抵抗も出来るわけはなく、必死にモガキながらヒバリさんの言葉にふと違和感を感じた。


「あれ?ヒバリさん……さっきから俺の事名前で………」

「………今頃気付いたの?」


呆れられた。いや、だって意外だったから、とは言えず視線がさ迷う。
それより、今ヒバリさん……嫌かって聞いたよな?あの群れるの嫌いなヒバリさんが?なんで対象俺?だいたいなんで俺引きずり込まれてるの?つか、なんで壁に押さえつけられてんの?なんかすげー嫌な予感する。これも超直感かな…。

「君は僕のなんだから、抵抗は許さないよ。ほら早く入りなよ」

「えっ?ひいっ!や!ちょっと待って下さいっ……っいて」

応接室に放り込まれた俺は何かにぶつかる。

「おやおや、綱吉君奇遇ですね」


「は?…む、骸!……ひいっ!イヤな予感的中!」
「……」

俺がぶつかったのはここの生徒ではない、黒曜の制服を着たパイナップル頭…………なんでいるをすっ飛ばして、抱きしめられてることに、また超直感が危険信号を出している。背後から冷たい気配感じるんですけど、殺気を感じるんですけど!めちゃ怖ぇーっ!助けてー獄寺君っ山本〜っ!

「不法侵入の上に僕のに手をだすなんていい度胸だね、君」

「クフフ…綱吉君は自ら僕に飛び込んで来たんですよ?つまり相思相………」

「…噛み殺す」


ヒバリさん怒り絶好調ーっっ?!二人は俺を無視して、バトルを始めてしまったようで、俺は眼中に入ってないようだ。今の間なら逃げれるかもと、二人に気付かれないように、俺は慌てて屋上に逃げて行った。
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