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□君なんか大嫌いだ!
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最近俺は部屋に小さな植木鉢を置いている。貰い物なのだが植木鉢には小さくて可愛い藍色の花と赤い花を咲かす不思議な花が植わっていた。この植物は空気中の水分を自分で吸収するため、水やりは不要………だから俺は置いているだけだった。



だが……何かおかしい。




何がオカシイと言われても説明できないが、表現し辛い怪奇現象が俺の部屋でおこるようになったのだ。


【事件1】
それはまず、俺が朝部屋で着替えているときや帰宅後の着替え中に起こった。朝、眠い目を擦ってパジャマから制服に着替えていると、なぜかいつも生温い風を背中に感じるのだ。俺は振り返るが何もない。しかたなく俺はいつも気にせずそのまま着替えていた。


【事件2】
俺の部屋で山本と獄寺君と勉強をしている時。かならず、二人のどちらかが腹を壊したり気持ち悪くなったりするのだ。よってすぐに勉強会は中止になりお開きになる。


【事件3】
ヒバリさんがよく俺にちょっかいをかけにくるのだが、最近ヒバリさんが来るたびに窓を壊される。聞くと「鍵がかかったように窓がカッチリ閉まっていて開かないから」とのこと。………俺は基本窓に鍵はかけないし窓は空いていることが多い。………これを機会に玄関から来て下さいとお願いしてみたが、「夜ばいは窓からが定番でしょ」とあっさり切り捨てられた。


【事件4】
夜、風呂からあがるとなぜか俺の部屋にあるはずのあの花が咲いた植木鉢が、脱衣所の隅にひっそりと置いてあるのだ。偶然か、ランボかイーピンの仕業かと考えるが俺が風呂に入る時間はたいてい皆は居間でテレビを見ているので、それは有り得ず、そんなことが何回かあれば………さすがにこれはちょっと怖かった。



………まだ探せばあるのだが、怖くなった俺はリボーンに相談してみることにした。



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