「3にする。一番楽そうだ(…大丈夫、寂しくなんてない)」
「これは僕らだけの秘密だ」
「僕をこの世界から消してくれるまで、どんなことだって協力する」
 
「君を隠の王にしてやる」
―隠の王―

マンションに帰ってくる宵風に、雪見は理由を聞かず、ただ「おかえり」と。
「雪見…僕、生きてる?」
「生きてるだろそりゃ」
「でも、僕が生きてることに誰も気付かない」
「お前はちゃんと生きてるよ」
「誰かに関わること、誰かの為になにかをするということが生きるということ…」
「僕は一方的に傷つけるばかりで、何も出来ないから、きっと生きてないんだ」
「生きてようが、死んでようがここの玄関は開いているんだ」
「雨が降ったら雨宿りにちょうどいいトコって気分で、帰ってくればいい」
 
「雪見・・気持ち悪いな」

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