短編
□(銀時甘)こたつムリ
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白いわたはちらちらと沈んで来る──
「おいおい、通りで寒いと思ったら雪降ってんじゃねーか」
早朝、寒さで目覚めた銀時はいつもより眩しすぎる窓に近づいた。
「名無しさんちゃーん」
膝立ちのまま戻り名無しさんの布団の中にもぐり込んだ。
「んー」
一緒の布団に入った銀時はぎゅっと名無しさんに抱きついた。
「なによ…銀ちゃ……、自分の布団で寝てって云ってるで…しょ………」
眠そうに小声でつぶやく名無しさんに、銀時は一人葛藤を繰り広げるのであった。
こたつムリ
蘭さまREQUEST
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