TREASURE

□My witch
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「…ラクス、ちょっとこの格好は戴けないな…」

「え?あの、似合わなかったです…か?」


否定されてしまい、ラクスはしょんぼりとする。
だが、彼は呆れたように溜息をつく。


「…違う…。似合いすぎ、ってか…可愛すぎでしょ…それ」

「えっ?本当ですか?」

「…うん」


一転して嬉しそうな彼女の隙をついて、彼は彼女を壁際に追い込む。
両手を、彼女を挟んでつく。


「こういう格好は…僕の前以外でしちゃダメ……いいね?」

「えぇ〜?ですが折角ですので、アスランやカガリさんもお呼びし…」

「絶対ダメっ!!」



全く真意が解っていない彼女に、キラは再度呆れて…
そして顔をぐいっと近づける。


「ダメだよ…可愛すぎるから…見せないよ、誰にも」

「キ…っ」

「それに……」


顔の位置はそのままに、彼は手をラクスの服にかける。
しゅるりと解ける漆黒のリボン




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