TREASURE

□My witch
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「…こんな脱がしやすい服で…どうするの?」

「キラ!?待…っ何す…」

「待てない。悪戯してあげる…」

「ち〜がいますっ!!わたくしがするんですよ!お菓子下さらな…っ」

「…甘いものなら、あげる」



確かに、甘い甘いプレゼントを受け取ったラクス

顔を紅潮させた魔女っ子は、火あぶりの刑に処せられているかのよう…



熱い



「…魔女か。何か僕に魔法でもかけたの…?」

「か、かけてないです…よ?」

「可笑しいな…さっきから理性が効かないからてっきり…」

「それは自己責任ですわ〜っ!」


彼はもはや魔女の虜
とっくの昔に魔法はかけられ…そして永遠に解けない。



「じゃぁ…ラクス、今度は僕から…Trick or Treat」

「えっ…あ、かごの中にたくさん」

「いらない。僕は遠慮なく悪戯を選ぶよ…?」

「はぁ…!?」




さぁ今夜はお祭りだよ

子供たちのために 魔術師が用意した特別な日だ


ママには内緒だよ
いっくら食べても誰も怒らないからね?



さぁさぁ僕には君を下さいな

くれなかったら…きっと何をしてでも、もらってみせよう



END.
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