人魚の記憶
□Royal.01 昔の記憶
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少女はナイフを捨て、ベランダに出た。
そして…
「…………今度は、……王子様と対等な立場にたって…結ばれたいな…」
そう言いながら、少女は目を閉じた。
少女の閉じられた目からは綺麗な滴が頬を伝った。
そして、少女は
海の伝説の姫となった───…
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