BuMp lOnG

□ 初恋
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いつからだろう、とか何回思っただろう。

いや、俺は普通だよ!?
女の子大好きだよ!?
でも・・・

なんで? いつから?

いつから俺は増川のこと・・・



「くん・・・藤くん!?」

「いつから・・・」

「藤くん!!??聞いてる!?」

「・・・をぉ!?な、なんだよ増川!?」

「そんなにビックリしなくてもいいじゃんかぁ。
あのさ、ちょっとここの弾き方が・・・」

「あ、あぁ・・・ここ?ここは・・・」


びびった・・・

いきなり可愛い顔近づけんなって。
めっちゃ心臓ヤバくなるって。


そう、俺はこの増川をめっちゃ愛してる。
いつからなんて、まともに考えると子供時代まで遡るほど。

俺が好きだと自覚したのは本当にいつの間にか。

それで今は増川に近づくだけで、というか増川のこと考えるだけで______________!!!

「うあ゙〜、もうヤバイ・・・」

「藤くん顔真っ赤だよ。」

「チャマ、いたのかよ・・・」

増川と一通り話してから、思わずトイレなどと嘘ついて逃げてきてしまった。

最近じゃ近づくのも緊張するというか・・・。

そんな俺の気持ちをチャマは気づいてる。
なんでも俺の態度を見てると一目瞭然らしい。
聞いてはないが、おそらく升も知っているんだとか。
アイツ勘いいし。

「いい加減告れよ。見てると笑えてくる。」(笑

「簡単にいうなよ。だいたい男が男を好きって言ってんだべ?
・・・ひかれるだろ。」

「今更・・・」

「いいんだよ!一生本人に話す気ねぇし!」

もし断られて、これから気まずくなるくらいなら。
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