BuMp lOnG

□WELCOME TO MY HOME!
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人生の分岐点は、必ずくる。

それが今起こったって気づきはしないだろうが。

俺の分疑点は、なんかまさに今日な気がしてならない・・・。


 ‘WELCOME TO MY HOME’


「だめだ、ない!」

チャマは楽譜の山をあさり果て、なげやりに言った。

「こっちもない。」

升も結構探したが、見つからない。

「あ〜・・・あぁ、あきらめろ。」

俺も充分探した。

増川の家の鍵を。


「うそー・・・じゃあ、俺今日・・・」

「野宿か?」

「えぇ!?」

升が面白半分に言ったが、本人は冗談に聞こえない。

「いや、ホテル借りるとか!」

チャマがそう提案したが

「俺金欠だし。」

の一言で却下された。


増川は悩み、俺ら全員で悩んだ。

悩んだ、というか沈黙が流れたというか。

俺はなんとかしなくちゃいけないと思いでた言葉が・・・


「俺ん家泊まる?」



え? BY藤原



「いいの!?藤くん!」

「あ・・・あぁ、いいよ。」


何言ってんだ俺えーーー!!!



「サンキュー藤くん!!」


えぇ!?いいの!?


もう心の中爆発で顔にでそうだ。

「はい!一件落着!かえろーぜー。」

チャマに続き升の帰る用意。

え、待て待て。
泊まるって、増川が、俺の、家、に・・・


「藤くん。」

チャマがこっそりと放心状態の俺に話してきた。

「どんまい。理性は保てよ。」

「・・・」


なりゆきでこうなってしまったが


本当に
理性が保たれるか心配だ・・・

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