REBORN!
□時空旅行T
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「で。どうだったんだ、未来は」
「ん?悪くなかったよ」
格好良いお兄さんと仲良くなれたし?と言えば、一瞬眉毛が寄った。──本当だ、以外と分かりやすいんじゃん。
「未来の俺はどうだったの?」
「悪くなかったぞ。‥‥いきなり裸だったがな」
そうでした…。想像もできない未来の自分だけど、急に恥ずかしくなってきた。なんたってそんなタイミングで入れ代わってしまったんだろう。それだけが、悔やんでも悔やみきれない。
「…どうせお前が脱がせたんだろ」
「らしいな」
恥ずかしくて目を反らす。見慣れた赤ん坊のリボーンなのに、自覚してしまえば上手くしゃべれない。
「…ツナ、」
「ん?」
「‥‥好きだ、からな。」
「──ッ!」
俺も、って言ったら、キスされた。ちゅ、って音だけが部屋に響いて、恥ずかしくて、ぎゅっとリボーンを抱き締めた。
君は『お互い様だ』と言ったね。俺は、この出会いを無駄になんてしない。本当に大切なものを、本当に愛する者を。君を悲しませたり、しないよ!
ずっと好きだから。今も、10年後も、その先も。君がそうしてくれたように。
また会おう!!
fin...
→あとがき