僕の部屋には沢山の本がある。
あまり綺麗とは思わないが、ある程度は片付けられていると言えるだろう。
君は言った、「この本、読んでもいいかい?」
それに僕は笑顔で答える。
「どうぞ、全て僕が描いた物語でよければ」
君は苦笑いを浮かべながら、一冊の本を手にした。
ほんの一言
□もしも、オタクのあの娘が「涼宮ハルヒの憂鬱」を読んだら New!!
⇒それは、僕の学園生活を脅かす
□ルーニーと魔法の物語
⇒ゆったりした、学園魔法ファンタジー。
主人公の魔法少年ルーニーのお話や、様々キャラクタが織り成すいくつかの物語。
君はふと時計を見る。「もうこんな時間か」
僕は君にこういうだろう。
「またいつでも来ると良い。
いつだってここで僕は、何かを描いていると思うから」
「そうそう出来れば、郵便ポストに感想の手紙でも入れて貰えると助かるけれど」
君は笑いながら、部屋の扉を静かに閉めた。